一年ありがとうございました。

早いもので2013年も終わりですね。
今年も一年応援くださった皆様、どうもありがとうございます。

2013年は春以降体調を崩しがちだったのもあって予定通り仕事ができず、関係各所に多大なご迷惑おかけしてしまって、描いたページ数はここ何年かで見ると一番少なかったのですが、携帯描き下ろしで初の連載形式で少し長めのお話描かせていただいたり、書店さんのサイン本フェアに出させていただいたり、書店さんに飾っていただく色紙描かせていただいたり、数年ぶりに巻頭カラーも描かせていただいたり、ありがたいお仕事が多かったように思います。
こういうときに体が思うように動かないというのは歯がゆいのですが、各社担当さんにもお力添えいただいて、少しずつペースを戻しているところです。
今年後半はあまり仕事ができなかった上表に出たものが少なく、殆どお知らせできることがなかったのですが、来年はもう少しお知らせできることがあるのではないかなと思います。

そして私事ですが、来年2014年は商業誌デビュー15周年になります。
またTLで描くようになってから数えると10年です。
個人的にはそういう節目の年でもあるので、体調を戻して仕事を頑張りたいと思います。

これまでを振り返ると多くの出版社さんとお仕事させていただき思い出もたくさんありますが、特に一番多くお仕事させていただいて現在までお世話になっているぶんか社さんの無敵恋愛S*girlは、2004年のVol.2から描かせていただいてるので、特に思い出が多いです。
最近は少し掲載ペースを落としていますが、何年にもわたって毎月載せていただいて基本一話読み切り作品しか描いてこなかったので、たぶん描いた作品もあと何本か描かせていただけると100本に届くのではないかと思います。
毎月違う話を描かないといけないのでネタに詰まって担当さんを困らせることもありましたし、出来不出来にもムラはあって課題はあるものの、これだけの本数を描けたことは自分にとってはいい経験だったと思います。

またデビューさせていただいた冬水社さんも、話作りについてたくさん教えていただいたので思い出が多いです。
ジャンルは少女漫画的男女恋愛から大人向け男女恋愛に変わりましたが、話づくりの根本的な部分や話の運び方などはあの頃からあまり変わっていないように思います。

来年は仕事があるだろうかと毎年思いながら、幸い今日まで描き続けることができましたが、いまだこれという代表作もない地味作家なので、この先あと何年描き続けられるのかはわかりません。
デビューした雑誌でまったく結果を出せず、他業種に転職するために雑誌を離れた時に一度はやめたようなものでしたし、ここでも需要がなければ今度こそやめるのだろうなと思っています。
また15年経ったということは私自身デビュー時より15歳年とったということで、私は漫画家としてはやや遅いデビューでしたのでこの15年で昔はできた無理ができないなど体力の衰えもかなり感じてますし、現在慢性的な体の不具合もいくつか抱えていますので、体力的な意味でもいつまでやれるだろうか、という不安もあります。

と、ちょっと後ろ向きな書き方をしてしまいましたが…。
できるだけ長くこの仕事を続けていきたいという気持ちはまだありますので、応援くださる読者さんに喜んでいただけるものが描けるように、またこういう節目の年を迎えられることを願って、自分のペースで一年一年を大切に頑張っていこうと思います。
来年も精進していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。